【異色の組み合わせ?】二八蕎麦×讃岐うどんが共存するやま志の魅力とは

【異色の組み合わせ?】二八蕎麦×讃岐うどんが共存するやま志の魅力とは

二八蕎麦の基本

「二八そば」とは、そば粉8割・小麦粉2割の割合で打たれた、香りとコシのバランスに優れたそばのこと。

そば粉100%の「十割そば」は香り高い反面、打つのが難しく切れやすいという課題があります。その点、二八そばは打ちやすく、食べやすく、安定した食感が得られるため、そば屋でもっとも広く採用されている比率です。

やま志では、この伝統的な比率をベースに、福岡の気候や水質に合わせて日々微調整し、手打ちで提供しています。

他のそばとの違い

そばには「更科そば」「田舎そば」「挽きぐるみ」など、様々なタイプがあり、使う粉や挽き方、香り、見た目が大きく異なります。

更科そばは白く上品であっさり、田舎そばは色が濃くて力強い風味。二八そばはその中間で、香り・喉ごし・汎用性のバランスが抜群です。

やま志の二八そばは、つゆとの相性も計算された設計。自家製の無添加つゆと合わせることで、口当たりの柔らかさと深みが際立ちます。

また、冷でも温でも美味しく食べられる汎用性も高く、季節問わず人気の理由のひとつです。

やま志の採用理由

福岡県飯塚市の「やま志」は、そば専門店でありながら、讃岐うどんも提供する異色の存在です。

その理由は、地域に根ざした柔軟な姿勢と、家族連れや多世代の来店客への配慮にあります。

福岡はラーメン文化が根強い土地ですが、実はうどん人気も非常に高い地域。特に「やわらかめのうどん」が好まれる傾向があります。

そんな中でやま志が採用したのは、あえての讃岐うどん。しっかりとしたコシと小麦の香りを持つ本格派で、そばとの対比によって双方の魅力がより引き立つ設計になっています。

そばとうどん、両方が「主役」。
だからこそ、「そば派」も「うどん派」も一緒に通える店として、地元で愛されているのです。

まとめ

「二八蕎麦」と「讃岐うどん」。異なる麺文化が一つの空間で共存しているのは、やま志がお客様一人ひとりの“おいしい”を大切にしているからです。

選び抜かれた素材、職人の技、地域性を捉えた構成。どちらを選んでも、本物のおいしさに出会えるのがやま志の最大の魅力です。

飯塚を訪れた際には、ぜひ“二刀流”の食体験を楽しんでみてください。

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